夏のエアコンと言えばルームエアコンですが、移動式で使える「スポットクーラー」の人気も実は高いです。部屋の中を移動して使えることや、屋外で利用できる利便性が人気のポイントとされています。
そのスポットクーラーですが、ルームエアコンより安く買えるのと工事も不要なのでメリットも大きいのですが、気になるのが電気代や音、そしてどれくらい涼しくなるのかということです。
本記事では、スポットクーラーの電気代や、気になる音や効果についてご紹介します。
スポットクーラーの電気代はいくらくらい?
電気代の値上げが続く昨今、気になるのは“電気代がどれくらいかかるか”というところです。
おおよその電気代の計算は下記となります。
◆1時間あたりの電気代の計算方法◆
『消費電力(W)÷ 1,000 × 電気代単価(円/kWh) = 1時間あたりの電気代(円)』
計算をするためには、商品の「消費電力」と、「電気代の単価」が必要です。
消費電力は商品を見れば表示がされているのでわかりやすいですが、電気代単価は電気を契約している会社やプランによって変わってくるので、契約書類や検針票などを見て確認をしましょう。
例として、下記のパターンで電気代を算出してみます。
・消費電力:620W
・電気代単価28円/kWh
620÷1000×28=17.36/時間
1日5時間を30日利用すると、電気代は月2,604円が想定されます。
スポットクーラーの消費電力を考えると、月の電気代がおおよそ2,300円~3,000円くらいの目安でみておくと良いでしょう。
ルームエアコンとスポットクーラーを比較
ルームエアコンとスポットクーラーの比較は4つのポイントがあります。
- 室外機不要
- 工事不要
- 冷却能力
- 電気代
・室外機不要
エアコンの場合は、エアコン本体と室外機が必要ですが、スポットクーラーは1台でエアコンと室外機両方の役割を果たしてくれます。
そのため、スポットクーラーはエアコンよりも安い予算で購入することが可能です。
・工事不要
エアコンの設置には必ず工事が必要です。スポットクーラーは設置工事が必要ないので手軽に使用を始めることができます。スポットクーラーの大きなメリットの1つです。
・冷却能力
冷却能力はエアコンの方が高いです。室内をしっかり冷やしたい場合はエアコンがおすすめです。自分のまわりの一部だけや小さな部屋の場合は、スポットクーラーでも十分涼しむことができます。
・電気代
電気代はエアコンの方が安くなります。あくまでも目安になりますが、1日5時間程度を利用して月500円程度差がでることもあるでしょう。
スポットクーラーの音はうるさい?対策方法は?
スポットクーラーの口コミを見ると「音がうるさい」という声もあります。
スポットクーラーは、ルームエアコンでいうエアコン+室外機の役割を1台で担っています。そのため決して静かとは言えませんので、ある程度音を許容範囲に入れた上で購入をするようにしましょう。
スポットクーラーの防音対策は難しく、就寝時に使うのはあまり向いていません。寝室で使う時は、先にスポットクーラーで部屋を冷やしてから寝ることがオススメです。
スポットクーラーのおすすめ【家庭用】【業務用】
スポットクーラーには「家庭用」と「業務用」の2パターンがあります。
簡単に言うとパワーが違うので、冷却能力は業務用の方が高いです。
家庭用スポットクーラー
家庭用スポットクーラーは、キッチンや書斎などパーソナルクーラーのような役割で使いたい方におすすめ!コンパクトなものもあるので、部屋で使いやすいクーラーです。
業務用スポットクーラー
家庭用よりも冷却能力が高く、倉庫やガレージなどでも重宝されているタイプです。
6畳相当対応するものは2.2kWが目安になります。
まとめ
スポットクーラーの魅力は、工事不要で手軽に使うことができるところ。エアコンと比べると電気代は少し高くなりやすいですが、エアコンが使いにくい倉庫やガレージなどで意外と需要があります。
また、賃貸住宅でエアコンの設置が難しい場合にも、手軽に取り入れやすいのでオススメです。
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